催眠療法(ヒプノセラピー)

催眠療法(ヒプノセラピー)とは

催眠療法(ヒプノセラピー)は、人為的に催眠状態を作り出し、心身が深くリラックスした状態の中で、自己の内面と向き合っていく心理療法です。暗示・イメージ療法、リラクセーション、呼吸法などを用いて心身に働きかけます。潜在意識(無意識)とつながることにより、より深いレベルでの気づきや問題の改善、気分・意欲の向上等が望めます。

催眠療法(ヒプノセラピー)の仕組み

私たちの脳は、実際に私たちが経験している出来事と、イメージの中で見ているものとの区別ができません。催眠療法(ヒプノセラピー)では、その特性を利用して、心身を深いリラクセーション状態に誘い、潜在意識に直接アクセスし、暗示やイメージを用いて意識や記憶に働きかけます。

意識では自覚していない、思いもよらないことが不調の原因となっていることがあります。これは、記憶の仕組みと関係があります。

人の記憶は、事実がそのまま脳の中に貯蔵されているわけではありません。私たちが思い出すたびに、それらは不安定な状態になり、思い出した時の気分や価値観、思考などにより新たに意味づけられ、再び貯蔵されていきます。

いわば、本人のその時々のフィルターを通して、色付けがなされている状態です。

それらは基本的には、本人にとってなじみのある、利用しやすいパターンを使って意味づけされていきます。自動的・条件反射的に対応しているため、本人にとっては無自覚に現実を色付けし、自分の思い(思い込み)通りの現実を作り出していきます。

催眠療法(ヒプノセラピー)は潜在意識とつながり、その記憶や思い込みがいつ作られたのかを探り、未解決のまま残されている記憶をイメージの中で書き換えながら、記憶の再構築を図っていきます。

そうすることで、症状の改善だけではなく、思考パターンや行動が変わるため、引き寄せる現実も変わってくるのです。

催眠療法(ヒプノセラピー)の安全性

催眠は全て「自己催眠」と言われています。夢と同様に、自分の中にある安全装置が作動し、さまざまな記憶や願望、感情を本人の受け止められる形に変換して見せてくれます。

セラピストによって自分の望まない方向に誘導されることもありません。

また、つらいテーマに向き合う前に、安心できる場所や人、とても幸福な場面が出てくるなど、つらさに立ち向かうための支えを潜在意識が先に用意してくれることもあります。

それでもつらい時には、中断することも可能です。その際には、イメージに出てきたものが日常生活に悪影響を及ぼさないよう、十分に配慮いたします。

催眠療法(ヒプノセラピー)ではこのようなことができます

  • 症状に影響を与えている気持ちや感情に目を向け、心に蓋をしてきたものを取り去り、解放していきます。
  • 自信と自立心が高まり、一段と早く症状から脱却します。
  • 自分を不自由にさせている思い込みや固定観念、執着に気付き、手放します。また、ネガティブな暗示とイメージを取り去り、ポジティブな暗示とイメージに置き換えていきます。
  • 「潜在意識は、自分の過去や未来をつなぐだけではなく、他者やほかの生命ともつながっている」ということを利用して、イメージの中で亡くなった人やこれから生まれてくる赤ちゃんと対話し、想いを届け、絆を深めます。
  • 腹を割ってなかなか対話できない相手、苦手意識のある相手との関係が改善されます。あるいは、ネガティブな影響を受けたくない相手からの影響をブロックします。
  • 理想的な自分・最高の自分をイメージし、その実現に向けて迷いがなくなります。

催眠療法(ヒプノセラピー)の代表的な技法

リラクセーション

ストレスを解放して心と体のバランスを回復します。自律神経を整え、ホルモンの分泌を正常にしていきます。

前世療法

前世イメージとして現れたものから、人生の目的や自分の置かれた状況、性格、人間関係などを大局的な視点で眺め、望ましくないパターンからの脱却を図ります。

年齢退行療法

自分の過去をさかのぼり、問題の原因となった場面を確認したり、傷ついた子ども時代の自分を癒したりすることで、感情的・心理的要因を解放していきます。問題の軽減や解消につなげる療法です。

未来順行療法

未来の成功イメージを実際の出来事のように体験することで、過去のイメージは容易に書き換わります。未来に明るい展望を持てるようになり、潜在的な力や才能を引き出します。

悲嘆療法

大切な方を亡くして悲嘆に苦しんでいる方に。潜在意識の中で、大切な存在と再会し生前伝えられなかったことを伝え、大切な方からのメッセージを受け取っていきます。

潜在意識トーク

腹を割ってなかなか対話できない相手や、お腹の中の赤ちゃん、ペット、自分の体の臓器など、直接対話できない相手と潜在意識の中でつながり、本音で話し合い、絆をしっかりと深めていきます。

料金表

2~3時間  30,000円

セッションの流れ

心理カウンセリング

効果的なセッションを行うために、まずは心理カウンセリングで解決したい問題やこれまでの経緯をうかがいます。

催眠セッション

暗示・イメージ療法、リラクセーション、呼吸法などを用いて心身に働きかけます。
カウンセリングの情報を基に、その時に最も必要なセラピー(技法)を組み合わせていきます。

事後面談(セッションの振り返り)

催眠セッションの中に出てきたイメージや気づきをご一緒に振り返り、その意味や学びをさらに深めていきます。

※診断および治療行為は行っておりません。問題の軽減・改善に向けた心理療法を行っております。また、医療行為を否定するものではありません。催眠療法を併用することにより、症状改善や病気の回復を助けます。

※症状によっては、医療機関への受診をお勧めする場合があります。また、その日の状態によって催眠療法を受けていただけないことがありますので、ご了承ください。

※精神科に通院中の方は、主治医の了解を得た上で、紹介状をお持ちください。

※芦屋心理オフィスVidaは、女性専用のセッションルームです。男性の方は、相談者様のご家族かご紹介の方のみお引き受けいたします。

※無断キャンセル、当日キャンセルが2回以上続いた場合には、セッションをお断りさせていただくことがあります。

催眠療法(ヒプノセラピー)を利用された事例

※効果の現れ方には個人差があります。

悩んでいたことが嘘のように、今までずっと元気だったかのような状態になることができました。

大阪市のNさま(40代女性)音楽演奏不安(緊張・あがり)、人間関係
技法:前世療法、自我強化暗示

2020.10

催眠療法を受けたきっかけは、楽器の演奏の際に緊張しすぎて楽譜が真っ白に見えることが増えたことでした。

長年携わっている楽器なので、今の一時期だけかと私自身あまり意識せず、色々な場に出ることが増えたから緊張しているだけで、そのうち場慣れしてくるのだと自己解釈していました。

そこに、実は心の奥に潜んでいる何かがあるとは、思ったこともありませんでした。


ところが、気がつけば2年ほど経ってしまい、演奏にも自信がなくなり、さらに周りからの評価も低いと思い込んでしまい、それが連鎖して、楽器に無関係の人間関係にまで臆病になっていきました。


村崎京子先生に出会い、催眠療法で過去の繋ぎ合わせをしたり、自分と向き合ったことで、悩んでいたことが嘘のように、自信がなかったことも嘘のように、背筋が伸びたような、何だったら2年悩んだことも忘れるかのように今までずっと元気だったかのような状態になることができました。

自分でもある程度心理学の勉強をしていたので、少し高をくくっていたところがあり、いつか自然に治ると思っていましたが、この時ばかりは心理の専門家にしか入っていけない心の奥があることを痛感しました。


怖いのは、心は見えないので、虫歯などとは違い、直接痛いわけではないため、なんとなくモヤモヤしてもそのまま放置してしまいがちであることです。

もし、私が催眠療法を受けずに「まだ大丈夫」と思い込もうとして生活を続けていたら、今頃無意識に闇のような空間を行き来する生活をしていたのだと想像できます。

見えない価値ですし、心がスッキリしすぎて悩んでいたことを忘れるくらいなので、変化を感じない人も居ると思います。

ですが、現状が今までモヤモヤしていたことが自然に消滅している生活は、周りの人との関わりにも影響し、無理なく幸せに繋がっていくので、色々な方にこれを経験してもらいたいとつくづく思いました。

 

1ヶ月経った今の状態は、他人に対する疑心暗鬼がなくなり、平和な空想をすることができます。

以前は、深刻にならないでおこうと力を使いすぎると無神経になり、そして他人に不愉快な気持ちにさせてしまい、不愉快な気持ちにさせたことをまた悔やんでしまうということが多かったのです。

今は、深刻にはならないのに、無神経でもないので、他人の気持ちにも自分の気持ちにも優しくなれます。

嫌だなと思っている人間関係にも、悪いことに対しては、いくら相手を好ましく思わなくても謝ることもできるようになり、事柄だけを見つめたりすることができ、客観的に見えてきたことで、とても楽になりました。


文章を書くことや、LINEの返事も早くなりました。

相手に対して余計な気を使わなくなったおかげだと思います。

トラブルが減ったので、自分の時間を寂しくなく有意義に使えるようになりました。

人間関係も、素直な目線で人と接することができ、苦痛ではなくなりました。


演奏の音も変化したと言ってもらえてます。

新たな問題は次々と起こりますが、集中しやすくなったので、それにも挑戦できるようになりました。

催眠療法で、客観的に自分を眺めることですごく感性が変わります。

ぜひ、何かしらお困りの方がいらっしゃったら、まずは素直にこのセッションを受けてみられることをお勧めいたします。

良い変化が夫に生まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。

大阪市のTさま(30代女性)夫の鬱、夫婦関係、イライラ・不安
技法:潜在意識トーク、自我強化暗示、前世療法

2015.7.25

始めは催眠に自分がかかるのか??と半信半疑な所がありましたが、実際に体験すると、催眠にかかっているという意識よりはリラックスして頭に浮かんだことを言葉にしていくなかで、少しずつ自分の気持ちを表現しやすくなってきたという感覚が強く、今日、先生にお会いできて、色々とお話しできてよかったと感じました。

寝椅子については、もう少し上半身がフラットになるくらいでも人によっては良いかもしれないと感じます。特に私は上半身に力が入りやすいので。

普段気付けないことを、改めて意識化できたように思います。

 

2015.7.26

今日も暑いですね。

昨日夜中に、いつものように目が覚めた夫に、頂いたプリントを使って暗示をかけると、そのあと久しぶりにグッスリ眠れたようで、今朝は良い表情をしていました。朝からジムに行ったり、私も夫も驚いています。

先生がおっしゃっていたように、良い変化が夫に生まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

 

2015.9.5

今日はありがとうございました。

前回(7/25)からの変化について
私自身、前回のセッションで、夫の状態について少し腑に落ちて、納得が出来るようになりましたが、やはり毎日生活を共にするなかで、イライラや不安はあるように思います。でも、目に見えた変化が夫に見られ、セッションがあった夜に暗示をかけて眠ってもらうと、それは、その日だけでしたが、よく眠れたり、数週間してから、ジムに定期的に通うようになったりと、夫が自分からモチベーションの持てることに、少しずつ足を運べるようになっています。

そして、私自身も自分の体に焦点をあてて、呼吸を改善しようと試みるなかで、夫が近所のジムがキャンペーンしていると教えてくれたので、ジムでヨガや気功などを取り入れた体操やストレッチなどに通うようになりました。私もこの2カ月、自分の体の改善に力を入れたいなと思っています。

今までは、私は夫と息子のことで自分のことには構えない状況、夫は一日一日をやりすごすのに精一杯な状況でした。それが、私は自分の体のケアに少し気持ちを向けられるようになり、夫は、一日をやりすごすのではなく、どう過ごすかを少し考えられるようになったのかなと感じます。

今回の前世療法(9/5)についての感想
私自身、人間関係の苦手さを感じていましたが、身が硬直する程の恐怖心や不安、葛藤が、潜在意識にはあったのかと、改めて驚き、自身の癒しや許しも大切であることを感じました。そんなに葛藤があるなら、上手く出来なくて当然やし、よく頑張っているじゃないかと。

逆に、そんな中、何かしなくてはならないと自分を責めるのではなく、そんな自分だから、相手の不安や恐怖心を温かく見守り支えることもできる。でも時には野生の力を借りて、自分本来の力を見せることも大事なことだと改めて感じました。

経験からの力と、本来ある直観力を、どうバランスをとれば良いのか。直感的な力を見過ごしがちなので、そこをどう生かしていくのかが、これからの課題の一つかなと思いました。

今日は本当にありがとうございました。

人と接する時の緊張感が緩和されたように感じます

高槻市のMさま(30代女性)PTSD・トラウマの除去、対人緊張
技法:前世療法

2015.3

最初は緊張もあり不安がありましたが、事前に詳しく説明もして頂けたので、安心してセラピーを受けることが出来ました。まず催眠というものがよそうしていたよりもずっと自分にはなじんだようで、何も問題がなく入れたので安心しました。

初めての体験ということもあり戸惑いもありましたが、その都度自分の気持ちや言葉をすくい上げて頂いたので、その戸惑いも次第になくなりました。実際にセラピーを受けていた時間は長かったですが、体感していた長さはなくとても濃い時間でした。

セラピーを受けていて分かったことも自分にとっては有意義なことばかりで、感動しました。色々な“教え”を感じ、また自分が学ぶべきこともたくさんあるように感じました。

ヒプノセラピーを体験したことで、自分が気付いていなかった点でも自分が変われるんだということを思いましたし、その道を選んでいくのは自分次第だと思いました。

 

2015.6

ヒプノセラピーを受けてー約2ヶ月後の感想ー

=感想=
▽日常の変化
 日常の中で「自分にとって大切なものは何か」を考えるようになりました。ふとした時に「今、自分は自分が大切だと思う人を大切に出来ているのか」「大切に思っているもの/ことを大切に出来ているのか」という自問自答が浮かびます。浮かんだ瞬間に考えても答えが出るわけではないですが、自分の言動を振り返る機会が増えたように感じます。また「大切にする」ということについても考える機会が増えました。「大切にする」とはどういうことなのか考える機会が増え、自分の周りにある大切なものに対して感謝の気持ちを持つようになったと思います。

▽行動の変化
どうなるか分からないことに取りかかるまでの所要時間が短くなったように感じます。例えば、会ったことのない担当患者の家族との面談、他科の医師への連絡等。今までは、初対面の人や顔も見えない人に自分がどう思われるかが怖いという気持ちが強く、なるべく様々な準備を整えてから取りかかっていました。ヒプノセラピー以降は、怖い気持ちが消えてなくなったわけではありませんが、薄らいでいると感じています。「どう思われるか分からないことは仕方ない」「別のことで挽回すればいい」と楽観的な考えを持って取り組むことが出来るようになりました。

▽思考の変化
これまでは「どうすれば(少しでも)嫌われないか」ということを気にして、対人関係も構築していました。嫌われている可能性を感じれば、相手の反応を常に窺い、相手に望まれていると思われる反応を返すように心掛けていました。しかし、ヒプノセラピー以降は、「自分の努力とは関係のないところで相手の感情が動くことがある。それは仕方のないこと」と思うようになりました。そうして「嫌われるのは仕方ない」「相手にどう思われているのか推測して、それ以上刺激しないように接してみよう」という考え方に変わりました。その結果、人と接する時の緊張感が緩和されたように感じます。

いかがでしょうか。

このように、催眠療法(ヒプノセラピー)は潜在意識に直接アクセスし、未解決のまま残されている記憶をイメージの中で書き換えながら、記憶の再構築を図ります。

そうすることで、症状の改善だけではなく、思考パターンや行動が変わるため、引き寄せる現実も変わっていきます。

催眠療法(ヒプノセラピー)に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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