事例紹介 3

当相談室のサービスを利用された方の面接事例をご紹介いたします。

※事例は全て、掲載の許可をいただいております。

1人目の子供ちゃんが見守ってくれているのでたのもしいかんじです

大阪府のEさま(40代女性)流産(喪の作業)
技法:悲嘆療法、未来順行療法

2015.6

★2回目の今日はすんなり入れたような気がしました。

横のうるさいやつ(顕在意識)も1回しかでてこなくてリラックスした。

今日の内容は最初は半信半疑で本当に子供が出てきてくれるか信じられなかったけど会えた時は昔から知ってるかのように「あ、はいはい」と感じることができました。

3年後の自分にもびっくりしたし、それが本当になるかが楽しみです。

目覚めた時は前回と同じくスッキリそうかい!!って感じで、今ならなんでもできそう!って感じです。

★1回目が終わってから・・・
考え込むような時にも楽天的に考えれるようになりました。
クヨクヨしてもしょうがないなぁって。

★これからも1人目の子供ちゃんが見守ってくれているのでたのもしいかんじです。

ありがとうございました。

事例の概要

Eさんは、「流産した子どもと話したい」と希望し、来所されました。

一人目のお子さんを流産されているとのこと。

その後、妊活も頑張って子どもも授かったのですが、普通の家族を作ることができなかったということに引け目を感じて、自分を責めておられました。

 

妊娠した頃は、体の準備も心の準備もできていなかった。

夫の子どもを授かることで夫を自分のものにしたいという思い。

子どもが欲しいと思いながら、子どものことを想っていなかった。

夜遊びや煙草も続けていた。

 

妊娠がわかって初めて、妊娠というのは赤ちゃんが宿るということなんだと心から理解したそうです。

一人の命を預かっていると自覚した時に、強いショックを受けました。

それから程なくして、赤ちゃんはお空へ帰って行きました。

 

夫には一番つらい時に、「振り回されて気持ちがついていかない」というようなことを言われてしまいます。意地で妊活に励み次の子を授かることができましたが、彼とは結局、別居することになりました。

子どもは長い反抗期が続き、うまく育ててあげられなかったという負い目も感じていました。

再婚を考えることもあり、今のままでは後悔すると思っているのに、離婚を選ぶこともできずにいたそうです。

セッションの実際と気づき

催眠療法の中で落ち着ける場所を用意し、そこで赤ちゃんを待ちます。

赤ちゃんは真っ黒な姿で出てきました。表情もよくわかりません。

 

Eさんはずっと気になっていたこと、悔やんでいたことを赤ちゃんに伝えます。

すると、赤ちゃんは「全てわかっていたよ」と答えました。

「ママは先走るところがある。でも、その気持ちに応えたかったんだよ」と。

 

Eさんは赤ちゃんとの対話を通して、何でも自分一人で進めようとするところがあると気づきました。

もっと周りを信頼して、流れに任せてみてもいいのではないかと。

 

それから、赤ちゃんにしてあげたかったことを一緒にして過ごします。

ご飯を食べたり

買い物に行ったり

バレエを一緒に踊ったり。

 

真っ黒だった赤ちゃんは、この頃には姿がはっきりと見え、女の子だとわかりました。笑顔の可愛い赤ちゃんでした。

赤ちゃんは「ずっとママのことを見てきた。これからもずっと見ているよ」と言ってくれました。

 

その後、未来を見に行きます。そこには新しい家族、新しい暮らしがあり、子どもも明るい表情で穏やかに過ごしていました。

その後の経過

Eさんはその後、歯の矯正や習い事など自分にはもったいないと我慢していたことを一つずつ始めておられるそうです。

過去にお子さんを亡くしていたり流産の経験があったりすると、気持ちの整理がつかないまま日常生活でさまざまな制限をかけてしまうことがあります。

妊活でお子さんを授かったのに、さまざまな無理や我慢を重ねて生きることがつらいと感じてしまうこともある。

その一例をご紹介しました。

 

潜在意識は、自分の過去や未来をつなぐだけでなく、他者やほかの生命ともつながっていると言われています。

イメージの中で亡くなった赤ちゃんと対話し、想いを届けたり、お腹に宿る前の魂とも会って話したりすることができるのです。

こころ不妊の原因を探っていくと、他者との関係の中で不満や不信、傷つき、後悔、罪悪感などがわだかまりとなってのこっていることがあります。そこを整理していくことで、心や体が妊娠しやすい状態に整うだけでなく、人間関係や未来をも変えていくことができます。

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